学習目標(ディプロマ・ポリシー)
機械工学の基本的な知識、幅広い教養、技術者倫理、ものづくりの基礎、これらを高めていく自己学習能力を身につけるため、以下の項目を学習目標とします。
- 分析・行動(地域・国際性、自立性)
国内外における機械工学の現状を多面的に考え、地域社会が要望する問題を自主的、継続的に学習する能力をもつ。 - 倫理(社会性)
幅広い教養と倫理観を備えて、深い洞察力や思考力を駆使し、物事を多面的に捉えて社会に対する責任感を有する。 - 知識(専門性、情報リテラシー)
数学、自然科学、情報技術の基礎分野および機械工学の専門分野に関する知識を習得し、これらを工学的問題に応用する能力をもつ。 - 協働・コミュニケーション(チームワーク、コミュニケーション・スキル)
他者との協働作業を通して論理的な説明ができるコミュニケーション能力を有し、英語などによる国際的なコミュニケーション能力を身につけている。 - 解決・統合(問題解決力)
習得した知識を有機的に統合し、安全性・経済性・環境負荷を考慮した機械をデザインし、計画的に問題を解決できる能力を身につけている。
学習の内容・方法(カリキュラム・ポリシー)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に示した人材を育成するため、全学共通教育科目、専門基礎科目及び専門科目を組み合わせたカリキュラムが編成されています。
- 全学共通教育科目により、多面的で幅広い教養科目を通して、地域、国内、国際社会に関する知識を習得します。
- 専門基礎科目においては、機械工学に必要な数学、自然科学に関する基礎知識を習得します。
- 専門科目においては、機械工学の主要科目である、材料力学、機械力学、流体力学、熱力学を学び、ものづくりに関係する科目を初年次から高年次にかけて体系的に修得します。この他、グループワークによる実践的な科目が複数開講され、自立したものづくり能力を強化するとともにコミュニケーション能力や問題解決能力を養成します。また、複合専門科目群として他コースの専門科目を履修することにより工学に関する幅広い知識を身につけます。
学習教育目標の達成に向けた具体的取組
- 各学期開始時に、学生自身が「達成度チェック表」とGPAを利用した「履修状況調査票」を作成し、それに基づいて学習目標の達成度と直前の学期の履修状況を把握し、履修指導を行います。
- 特に取得単位の少ない学生については、年次指導教員による面談等を通じて細かく履修指導を行います。
- 数学の学力に不安を感じる学生のため、高校数学の復習科目を提供しています。
- 県内外企業でのインターンシップ(現業実習)を提供するとともに、県内製造業などの工場見学を行います。
- グループワークによる実践的な科目を複数開講し、自立したものづくり能力、コミュニケーション能力、問題解決能力等を育み、自然と共生し、社会の持続的発展に寄与できる実直な技術者を育成することを目指します。