工学で取り扱う基礎的な現象は、近似的に古典的な力学に基づき説明されることが多く、機械システム工学の分野においては、数学と物理が解析の道具となります。また、分子動力学、量子力学等の新しい力学の分野も応用されてきています。本学科では、工学の基礎技術に加えて最新の先端技術についても研究分野に取り入れています。CAD/CAM等によるコンピュータ支援設計、CO2削減とバイオエンジニアリング、エネルギー開発、材料評価技術・製作技術、ロボットの問題等の種々の研究が展開され、それに関連した教育・実習がなされています。学生が自分の目標を定め、機械システム工学分野に興味をいだいて、勉学を全うすれば、卒業後に活躍できる分野が多々あり、教員はそれをサポートしていくように努力いたします。
当学科の昼間主コースではJABEE認定を受けた履修プログラムに沿ってカリキュラムが構成され、明確な評価基準と到達目標が設定されています。エンジニアとしての問題解決能力や機械システム工学に関する基礎知識、互いに意思疎通を図るコミュニケーション能力が身につくような教育プログラムを構成しています。夜間主でも昼間主コースと基本的に同じ教育プログラムが構成されています。
機械システム工学科の卒業生に対する社会からの需要は強く、多くの活躍の場と環境に恵まれています。エンジニアとして多くの学生が社会に巣立っていっています。学生生活をエンジョイするとともに、目標を定めて勉学に勤しみ、新しい時代を切り開く原動力として、知識豊かなエンジニアに成長されることを期待しています。